発酵と機能性成分

酵素風呂は古くからあり40年以上の歴史を持つ酵素風呂屋さんもあります。

また最近では全国各地に酵素風呂屋さんが増えてきました。

酵素風呂屋さんの料金は1回2000円から3000円で普通の温泉などよりは高めの料金になっています。

それでも永く存続している理由は確かに温まって普通の温泉にはない効果が感じられるからだと思われます。

ただその効果の源は酵素ではなく発酵によって作り出された機能性成分によるものであるということです。

酵素風呂というと酵素が身体に吸収されて体内で働き効果を生むのかと受け取ってしまいます。

しかし実際には酵素が肌の表面に対して働くことはあるのですが、肌から体内へ吸収されることはなく、

吸収されないので体内で働くことはないと言われています。

でも酵素風呂屋さんは長い歴史をもって人々に受け入れられてきました。

米ぬかを使った酵素風呂屋さんはとてもくさい発酵臭がするのですがそれでも永く続いています。

それはやはり酵素風呂には健康にとって良い効果があるからです。

では酵素が肌から吸収されないのに何が良い効果をもたらすのでしょうか。

それは発酵によってできる酵素が有機物を分解するさいにできる様々な機能性成分です。

酵母菌が発酵してできる日本酒は作られる場所や作り方の違いで味わいの違いがありますが、

化学式であらわす酵母菌の発酵作用にはその違いがありません。

でも実際には酵母菌はアルコールを作るだけでなく様々な物質を作り出しています。

その働きは酵母菌が作り出す酵素がアルコールを作るだけでなく有機物を分解する際にできるものです。

発酵によって様々な機能性成分ができます。

身近な例では調味料のグルタミン酸は発酵によって作られています。

酵素風呂にどのような種類の機能性成分が含まれているのかはわからないのですが、

米ぬかやおがくずが酵素によって分解されたさいにできるものなので様々なものが含まれると考えられます。

特に米ぬかにはお米の芽の出る部分である胚芽が含まれています。

胚芽は栄養の塊でお米の食べる部分よりも栄養豊富です。

そんな米ぬかを発酵させた酵素風呂は様々な機能性成分を含むと想像できます。

酵素風呂は発酵によって作られる機能性成分を吸収するお風呂です。